はちみつと梅干しは、それぞれ独特の魅力を持つ食材です。はちみつは甘さと栄養価があり、梅干しは酸味と塩味が特徴です。このコラムでは、そんなはちみつと梅干しを組み合わせて作る「はちみつ梅干し」の作り方についてご紹介します。自家製のはちみつ梅干しは、市販品とは一味違った美味しさと健康効果を楽しむことができます。
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目次
・梅干しの歴史
・梅干しと食べ合わせが悪い食材・良い食材
・はちみつ梅干しの健康によい効果
・はちみつ梅干しの作り方
・1日1粒分とれる!アレンジレシピをご紹介
・まとめ
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梅干しの歴史
梅は中国が原産とされており、遣唐使の往来によって、梅の加工品が日本に入ってきたと言われています。
平安時代には、保存食として、梅干しが食べられており、昆布茶と合わせて病を治したという言い伝えがあるようです。
戦国時代になると、保存食としてだけではなく、傷の消毒や食中毒、伝染病の予防のためとし唾液を分泌、脱水症状予防にも使われていたと言われています。
甘みがなくとても酸っぱい梅干しを「昔ながらの梅干し」と言いますが、とても古くから保存食としてだけでなく身体にも良い食品として食べられていたのですね!
梅干しの今と変わらない効能が平安時代ごろから認識されていた!驚きですね。
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梅干しと食べ合わせが悪い食材・良い食材をご紹介!
梅干しは「一日一粒で医者いらず」と昔から言われ、日本人に親しまれていますよね。
しかし、食べ合わせが悪いと言われている食材もあると聞きますよね。
では、何と食べ合わせが悪いのか??また、食べ合わせの良い食材もご紹介していきます。
【×食べ合わせが悪い食材】
梅干し+塩辛
この組み合わせは、塩分の取り過ぎになってしまうためと言われています。
梅干し1粒+塩辛1食分で塩分3g以上になってしまいます。
因みに、日本人の食事摂取基準によると、成人の1日の塩分摂取量の目標は、男性7.5g/日、女性6.5g/日と定められています!
では、塩分を取り過ぎてしまったら…。
・水分をたくさん飲みましょう!
塩分を多くとってしまうと、むくみます。むくみは体内に水分が溜まった状態ですので、水分をとって、体内の余分な水分、塩分を排出しましょう。
・カルシウム・カリウムが多い食品をとりましょう!
カルシウムとカリウムは、余分な塩分を排出してくれる働きがありますので、合わせて、とりましょう。
カルシウムが多い食品:チーズ、牛乳、豆腐、小松菜、モロヘイヤなど
カリウムが多い食品:トマト、アボガド、ほうれん草、わかめ、バナナ、りんご、キウイ、納豆など
【◯食べ合わせが良い食材】
梅干し+うなぎ
この組み合わせは、食べ合わせが悪いのでは??と思う方も多いのではないでしょうか?
実は、とても良いのです。
梅干しは、胃酸を濃くする効果があり、うなぎの脂の消化を助けてくれる効果があります。
また、梅干しの酸味で食べやすくしてくれると言われています。
梅干し+乳製品・しらす
梅干しに含まれているクエン酸が、乳製品に含まれるカルシウムの吸収を助けてくれます。
ヨーグルト、チーズ、牛乳でも乳製品は何でもOKです。
カルシウムを効率よくとりたい方にオススメです!
乳製品が苦手な方には、「しらす」がオススメです!
梅干し+しじみ
しじみに含まれるオルニチンは肝臓機能を高めますよね。
そして、梅干しのクエン酸は、アルコールの排出を促します。
日ごろからお酒を飲む方、二日酔いのときにオススメです。
梅干し+納豆
梅干しに「バニリン」という脂肪細胞を減らしてくれる働きがあります。
納豆に含まれている、ビタミンB2は代謝をよくする効果があります。
この組み合わせは、ダイエット効果に期待できますね。
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そんな健康にも良い「はちみつ梅干し」
山のはちみつ屋でも販売中!"はちみつ屋さんのはちみつ梅干し"
『山のはちみつ梅』1個¥1,080
はちみつ屋らしいまろやかな甘口梅
粒が大きく皮が薄く果肉が肉厚で柔らかいのが特徴の「紀州産南高梅」と、
山のはちみつ屋の「国産里山の百花蜜」を使用。
和歌山県みなべ町の創業80年の梅干し専門店とご縁を結び「はちみつ梅干し」ができました。
粒は少々不揃いながらも、味は最高級の梅干しです。
昔から「番茶梅干し医者いらず」「梅はその日の難逃れ」などと言われるほど、
梅干しは日本人の食卓に欠かせないもの。
程よい甘さと酸っぱさが食欲をそそるはちみつ梅干しを一度ご賞味ください。
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はちみつ梅干しの健康によい効果
お待たせしました!ここから「はちみつ梅干し」について、ご紹介していきます。
とても身体にいい「梅干し」と「はちみつ」の相乗効果でさらに身体にいい効果が期待できます。
では、詳しくご紹介していきますね。
免疫力向上
はちみつ梅干しに含まれるビタミンCは、免疫機能を強くしてくれます。
はちみつと、梅干しのビタミンCの抗酸化作用により、体内の酸化を軽減し、免疫細胞の活性化を促進します。
免疫力が高まることで、風邪やウイルス感染などの病気に対抗する力が強まります。
消化サポート
はちみつ梅干しに含まれる酸味は、食欲を増進させる効果があります。
消化を助けるために食前にとることで、食欲不振解消や消化不良を緩和することに期待できます。
デトックス効果
梅干しに含まれるクエン酸は、体内の老廃物や毒素を排出するデトックス効果があります。
また、はちみつに含まれる酵素が消化を助けて、老廃物を排出し体内の浄化を促進します。
高血圧予防・血液サラサラ
はちみつ梅干しに含まれるカリウムは、ナトリウムとのバランスを保ち、高血圧を予防・改善してくれます。
カリウムは血管の健康を保つ役割もあり、心臓の負担を軽減することで心臓病のリスクを低減する効果が期待されます。
また、クエン酸は、乳酸の発生を抑えて、血液サラサラのサポートをしてくれます。
また、梅干しに熱が加わると、血液が固まるのを防ぐ「ムメフラール」という成分が発生します。
鉄分補給
梅干しに含まれる鉄分は、特に貧血の予防に役立ちます。
鉄分は酸によって溶け出し、吸収力が高まります。
また、鉄分は血液中のヘモグロビンの構成要素であり、酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。
殺菌・抗菌作用
はちみつには、殺菌・抗菌作用があることが知られています。
梅干しのクエン酸も雑菌を抑える効果がありますので、相乗効果で風邪やインフルエンザなどの感染症予防効果に期待できます。
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はちみつ梅干しの作り方
はちみつ梅干しの作り方、比較的簡単な梅漬けと、本格的な方法をご紹介します。
はちみつは梅の酸味をまろやかにし、甘みをプラスしてくれます。
ぜひ、手づくりして、お好みのはちみつ梅干しをお楽しみください!
【簡単な!天日干しをしない梅漬けの作り方】
1.まずは新鮮な梅を選び、窪んでいる部分についたヘタを爪楊枝などで、梅を傷つけないように取り除きます。
2.よく洗ってザルなどに入れ水気を切ります。時短したい時はキッチンペーパーで水分を拭きとってもOKです。
3.梅をボウルに入れ、適量の塩を振りかけてしつかりと混ぜます。
4.はちみつを加えて梅とよく混ぜ合わせます。
5.梅が十分にはちみつに絡んだら、綺麗な瓶に詰め替えて密閉します。
使用する塩の量は、梅の重量の18~20%が一般的ですが、梅に塩が均等にまわるようにすることがポイントです。
塩を減らすとカビが生えやすくなり、日持ちもしなくなりますので、正確に図りましょう。
密閉したはちみつ梅干しは、冷暗所で1週間程度寝かせます。
この期間にはちみつと梅の風味がしつかりと結びつき、梅干しの旨味が引き立ちます。
寝かせる期間はお好みによって調整することもできますので、自分好みの味わいを見つけてみてください。
はちみつ梅干しは、密閉容器に入れて冷蔵庫に保存しましょう。
冷蔵庫の低温と乾燥した環境で保存することで、品質を保ちます。
また、はちみつ梅干しを長期間保存する場合は、冷凍保存もオススメです。
冷凍保存することで酸化や菌の繁殖を防ぎ、より長く新鮮な状態で保つことができます。
冷凍保存する際には、密閉容器に入れるか、密封袋に入れて空気を抜いて密閉します。
その後、冷凍庫に入れることで、長期間の保存が可能となります。
解凍する際には、冷蔵庫で徐々に解凍することをおすすめします。
急激な温度変化は品質を損なう可能性があるため、ゆっくりと解凍することが大切です。
【天日干しをする本格的な作り方】
完成まで3、4ヶ月かかりますが…、本格的なはちみつ梅が完成します!変化も楽しみながら手作りに挑戦してみてください。
【材料】
・完熟梅 1kg
・紫蘇の葉 10g
・紫蘇用の塩10g
・はちみつ 200g
・にがり入りの塩 20g
・焼酎(35度) 20g
【作り方】
1.天日干しをしない梅漬けの作り方2番まで同じです。
2.瓶や保存袋に梅と塩を入れて混ぜ合わせます。混ざり合ったら焼酎を入れ、全体に回るように、振ったりしてください。その後、3日間漬けますが、1日1回くらい振って、上下を入れ替えてください。3日後、白梅酢があがっていると思います。
3.瓶などから取り出し、余分な塩を洗い流します。洗い終わったら、ザルなどにあげて、水分を切ります。
皮が柔らかくなっていますので、破れないように気をつけてください。
※白梅酢は、後ほど使いますので、捨てないでくださいね。
4.瓶などに水気を切った梅とはちみつを交互に入れて、はちみつが全体に回るようにして、2週間くらい寝かせます。
量が多い場合は、重石をのせて漬かるようにしてください。
5.2週間後、もみ紫蘇を作ります。紫蘇の汚れなどを洗い落としてください。
風邪通しの良い場所で紫蘇を乾かします。乾かす時間がない時は、紫蘇の葉を振ったり、キッチンペーパーで拭き取ったりして、水分を飛ばします。
6.紫蘇が乾いたら3分の1の塩をふりかけ、水分が出てくるまで揉んで絞ってください。この工程を3回行います。
最初は、黒っぽい汁が出てきます。
7.3回揉んで絞った紫蘇に、白梅酢を入れて発色させます。
赤く発色したら梅と一緒に瓶などに入れ、冷暗所で1ヶ月くらい漬けます。
8.1ヶ月後、天気の良い日に1日だけ梅をとりだし、ザルなどにあげて、天日干しします。
天日干しした梅を、紫蘇と梅酢が入った瓶などへ戻して、さらに1~2ヶ月くらい漬けて、完成です。
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はちみつ梅干しにおすすめのはちみつ
では、梅干しに使用するのにおすすめのはちみつをご紹介します!
それはズバリ「アカシヤはちみつ」!
他のはちみつと比べてクセも少なく食べやすい。
国産だと少しお高いですが、外国産のはちみつでも比較的安く美味しいものがありますので
そちらをご使用いただくのが良いでしょう。
山のはちみつ屋のアカシヤはちみつをご紹介いたします。
一番人気は「ハンガリー産アカシヤ蜜」!
●国産アカシヤはちみつ
100g…950円 300g…2,362円 600g…4,183円 1200g…7,919円
●ハンガリー産アカシヤはちみつ
100g…683円 300g…1,950円 600g…3,481円 1200g…6,020円
スタンドパック
600g…3,326円 1000g…5,130円
●ウクライナ産アカシヤはちみつ
300g…1,586円 600g…2,808円
●ルーマニア産アカシヤはちみつ
300g…1,852円 600g…3,305円
●ヨーロッパ産ブレンドアカシヤはちみつ
1000g…5,008円
【ひとくちメモ】
はちみつ梅干しに合う梅の種類をご紹介します。
ここでは、やわらかくふっくら梅干しに仕上げる場合をご紹介します。
完熟梅で、果実が黄色や紅色に色づき、梅のフルーティーな香りがするものを選びましょう。
品種としては、南高、小粒南高、白加賀、紅映(べにさし)など、皮が薄くて果肉が多くやわらかい品種がオススメです。
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1日1粒分とれる!アレンジレシピをご紹介
はちみつ梅干しの魅力は、そのまま食べるだけでなく、料理にも活用することができる点にあります。
はちみつの甘みと梅干しの酸味が調和した風味は、サラダや炒め物、おにぎりなどのお料理にアクセントを与えます。また、はちみつ梅干しに含まれるはちみつの酵素や梅のクエン酸には、消化をサポート、抗酸化作用があるとされていますので、そのままでもOKですし、また、お好みのアレンジで、1日1粒食べて、体調管理にお役立てください!
【そのままで!】
・そのままで!1日2、3個までとして、食べ過ぎには注意しましょう!
・朝食のヨーグルトにトッピングに!カルシウムの吸収がアップします!
・冬は、お湯、お茶割りで身体を温めて、夏は炭酸水で割って、おいしく塩分補給!
・サラダドレッシングにして、野菜を爽やかにさっぱりとした味わいに仕上げて、さらにおいしく!
・お茶漬け、冷奴のトッピングに!
【アレンジレシピ】
和え物
大根やきゅうり、長いも、ブロッコリー、れんこんなどに、梅を潰して混ぜて、和え物のアクセントに!
さっぱり爽やかで箸休めや酒の肴に、最適な一品になることでしょう。
煮魚
はちみつ梅干しをイワシなどの青魚と煮付けてみてください。
酸味が魚の臭みを取り除いてくれ、梅の香りが食欲を増進させてくれます。
また、煮崩れを防止してくれる効果があるといわれています。
揚げ物
ささみとチーズの春巻き、長芋と梅を大葉で巻いて天ぷらなど!
爽やかな梅味が揚げ物を軽くしてくれます。
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まとめ
自家製のはちみつ梅干しを作ることで、食卓に新たな一品が加わることでしょう。
また、手作りの味わいで無理なくおいしく健康管理にお役立てできることでしょう。
昨今の気温上昇による熱中症予防に是非、1日1粒のはちみつ梅干し!
ぜひ、はちみつ梅千しを作ってみてくださいね。
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