レモンとはちみつは、それぞれ独自の特徴を持つ食材です。レモンは鮮やかな酸味と豊かなビタミンCを含み、はちみつはコクの深い甘さと豊富な栄養価があります。
このコラムでは、そんなレモンとはちみつを組み合わせて作る「レモンのはちみつ漬け」の作り方についてご紹介します。爽やかな風味と健康効果が魅力の一品です!
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目次
・レモンのはちみつ漬けの魅力!
・必見!レモンのはちみつ漬けのカラダにいい効果
・だれでもカンタン!レモンのはちみつ漬けの作り方
・そのままでもおいしい&アレンジレシピをご紹介
・おすすめのはちみつは?
・まとめ
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レモンのはちみつ漬けの魅力!
レモンのはちみつ漬けは、その特有の酸味と甘みの組み合わせが特徴的です。
レモンは柑橘類の中でも特にビタミンCが豊富であり、抗酸化作用や免疫力の向上に役立ちます。
また、はちみつは天然の甘味料であり、ビタミンやミネラル、抗酸化物質を豊富に含んでおり、健康に良い影響を与えます。
これらの成分が融合したレモンのはちみつ漬けは、健康にもとても良い影響をもたらす食品として注目されています!
必見!レモンのはちみつ漬けのカラダにいい効果
レモンとはちみつの相乗効果で、身体にいい効果がたくさんあります!
健康編と美容編、それぞれ詳しく、ご紹介していきますね!
~健康編~
風邪・インフルエンザ予防
レモンのビタミンCは免疫力を高める効果があり、風邪やインフルエンザなどの感染症から身を守ってくれます。
はちみつの抗菌作用により、風邪症状を緩和してくれます。
消化促進
レモンの酸味が消化を促進し、胃の働きをサポートします。
はちみつは優れた有効な微生物をも活発にし、腸内環境を改善して消化をサポートします。
殺菌効果
はちみつは強い殺菌効果があることが証明されています。
グルコン酸の抗菌力に、グルコースオキシダーゼという酵素が強い殺菌力を持つ過酸化水素(消毒液のオキシドールの成分)がプラスされ、ピロリ菌、赤痢菌などの病原菌を死滅し、細菌の繁殖を抑える効果があります。
疲労回復効果
はちみつは主にブドウ糖と果糖が主成分で、単糖類です。単糖類は、それ以上分解することがない糖質ですが、身体に入るとすぐに消化し、エネルギーとして吸収されます。
また、レモンのクエン酸も疲労回復効果がありますので、W効果で疲れた身体を早く回復してくれます。
二日酔い予防と解消促進
はちみつの果糖はアルコールの分解効果があると言われています。
分解されたアルコールは、レモンのビタミンCの働きによって、体外へ排出されます。
また、はちみつに含まれているパントテン酸が肝臓を強くする効果があります。
二日酔いの時やお酒を飲む前にレモンのはちみつ漬けをとると、二日酔い解消促進、二日酔い予防になりますね。
のどの痛み・咳の緩和
レモンのはちみつ漬けは、のどの痛みや咳を和らげます。
はちみつの抗炎症作用と抗菌作用により、のどの炎症を鎮め、咳を抑える効果があります。
免疫力UP!
レモンのビタミンCは、病原菌を退治して、抗酸化作用によって、活性酸素から身体を守ってくれます。
はちみつにも抗酸化作用がありますが、グルコン酸が腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やしてくれ、免疫力の向上につながります!
動脈硬化予防
はちみつに含まれるコリンという成分が動脈硬化を予防すると言われています。
コリンは、血管を拡張させ、血圧を下げる。そして、血管壁への悪玉コレステロールの沈着を防いでくれる働きがあります。
また、レモンのビタミンCには動脈硬化の原因となる活性酸素を除去して血管を強くする働きもあります。
レモンの皮と実の間の白い部分にはポリフェノールがあります。
ポリフェノールは動脈硬化の原因物質が作られるのを防ぐ働きがあるため、はちみつレモンは皮ごとがオススメです。
因みに、ビタミンCは加熱すると破壊されますので、熱を加えず、そのまま食べましょう。
快眠効果
レモンの皮に含まれるリモネンという成分は、脳からアルファ波を出してくれますので、リラックス効果が期待できます。
因みに、アルファ波は、脳波の一つで、心身ともにリラックスした状態のときに出ると言われています。
食事をするとアルファ波が出ると言われていますが、ストレスがあることや仕事の話をしながら食事をするとアルファ波は出にくくなるとも言われています。楽しくなるような話題で食事したいものですね!
また、はちみつにはストレスを和らげるセロトニンを分泌させるために必要な、トリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは鎮静作用があり、ストレスを取り除き眠りの質を高めてくれます。
就寝の1時間ぐらい前にはちみつのレモン漬けを取ると快眠効果が期待できます。
就寝前に、白湯にはちみつのレモン漬けを適量入れてゆっくり飲めば、身体も温まり、さらなるリラックス効果でぐっすり快眠できるかもしれませんね!
認知予防効果
はちみつに含まれるフラボノイドやプロポリスが脳細胞の炎症を防ぎ、認知症予防に繋がるという研究が発表されています。
それは認知症を引き起こす原因物質、LPSにあります。
LPSは体内にある常在菌が出す毒素で、誰もが体内に持っています。
それが、何らかの原因で異常に増加すると、脳細胞が炎症を起こし死滅することで、認知症発症の原因になると言われています。
はちみつの優れた抗菌作用が認知症予防に繋がります。
また、レモンの皮に含まれているリモネンも脳の働きを活性化しリラックス効果があるので、はちみつとレモンの相乗効果で脳にも良いのです!
~美容編~
美肌効果
レモンのビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を保ってくれます。
また、シミの元となるメラニンの生成を抑制する働きもあります。
さらに、クエン酸の抗酸化作用で紫外線から肌細胞を守ってくれますし、新陳代謝を活発にしてくれますので、肌のターンオーバーも促します。
また、はちみつの保湿効果により、肌をしっとり!うるおいをチャージしてくれます。
デトックス効果
レモンのクエン酸が解毒作用を発揮し、体内に溜まった有害物質を排出サポートしてくれます。
新陳代謝促進
レモンに含まれるクエン酸が、脂肪や糖分をエネルギーに変えてくれることから新陳代謝を促進します。
新陳代謝が良いとダイエットや美肌効果にも期待できますね。
ダイエット効果
特に、ダイエット中、甘いものが欲しい時に、はちみつのレモン漬けは最適です。
はちみつは砂糖よりカロリーが少ないのに、甘さは約3倍なのです。
身体にとても良く、太りにくい甘味として、また甘党の方のダイエットにも最適です。
口臭対策
レモンのビタミンCの抗菌作用と、酸味により唾液が多く分泌されることで、口の中の殺菌の繁殖を抑え、また、口臭を予防ができます。
はちみつは、食べ物などに含まれている糖分をエサにして、ネバネバした歯垢をつくり歯の表面に付着するミュータンス菌の活動を抑えてくれますので、虫歯予防にもなります。
また、腸内細菌も整えてくれますので、胃腸機能が原因の口臭予防にも期待ができます。
だれでもカンタン!レモンのはちみつ漬けの作り方
レモンのはちみつ漬けの作り方はとても簡単です!
はちみつはレモンの酸味をまろやかにし、甘みをプラスしてくれます!
では、作り方をご紹介していきますね!
1.まずは新鮮なレモンを選び、よく洗って水分を拭き取ります。
2.レモンをスライスするか、くし形に切り目を入れます。
3.適量のはちみつをレモンにかけます。
4.レモンがしっかりとはちみつに絡んだら、キレイな瓶に詰め替えて密封します。
最初から瓶に入れても、もちろんOKです。
密閉したレモンのはちみつ漬けは、冷暗所、冷蔵庫で24時間から数日間寝かせます。
しっかりと密閉することで、風味を保ちながら長期間保存できます。
レモンがはちみつに完全に浸かるように、はちみつが少なくなったら、追いはちみつするのがポイントです!
はちみつとレモンの風味がしっかりと結びつき、レモンの酸味が程よくマイルドになります。
寝かせる期間は好みによって調整することもできますので、自分好みの味わいを見つけてみてください。
【ひとくちメモ:その1】
ここで、新鮮なレモンの見分け方をご紹介します。
ヘタが緑色のものは、新鮮です。
レモンの色は、ヘタのある頭から、緑から黄色へ変化していきますので、レモンのお尻がまだ緑が残っているものは、鮮度が高いということになります。
さらに、ずっしりと重みのあるものが良いでしょう。
また、表皮に張りがあり、つるんとキレイなものが果汁豊かなレモンです。
反対に、デコボコしているものは内側の白い皮が多く、果汁が少ない場合があります。
また、表皮がブヨブヨしているものは鮮度が落ちた状態です。
【ひとくちメモ:その2】
ワックスを使っているレモンの見分け方をご紹介します。
・表皮が過度にツヤツヤしている
・表皮を指でこすると、ヌルヌル、ベタベタする
購入したレモンにワックスがついていたら…。
重曹小さじ2杯を溶かした水へ1分間ほど浸けておくと、ワックスはもちろん!農薬も落とすことができます。
重曹がない場合は、粗塩or塩で塩もみして、洗ってもOKです!
購入する際は、ぜひ、手にとってチェックしてみてくださいね!
もし、国産、ノーワックスレモンがあったら、ぜひ!
そのままでもおいしい&アレンジレシピをご紹介
レモンのはちみつ漬けの魅力は、そのまま食べるだけでなく、さまざまなお料理に活用することができる点にあります。レモンの爽やかな酸味とはちみつの甘みが調和した風味は、サラダやドレッシング、お茶やカクテルのアクセントに最適です。
レモンにはビタミンCの抗酸化作用などがあり、免疫力の向上や美肌効果にも期待ができますので、お料理などでも上手に取り入れてみてください。
【そのままで!】
・朝食のヨーグルトにトッピング!甘くてフレッシュな酸味がスッキリ目を覚ましてくれます!
・お湯割りや炭酸水で割って、また、ジンなどと合わせてオリジナルカクテルをお楽しみください!
・サラダドレッシングにして、野菜を爽やかにさっぱりとした味わいに仕上げて、さらにおいしく!
・アイスクリームやデザートにトッピングして、夏のデザートに!さっぱり甘酸っぱく!
・お茶や紅茶、ハーブティーに加えて、フレーバーをプラスして、癒やされてください。
【アレンジレシピ】
チキンマリネ
鶏肉をはちみつレモン漬けに漬け込んでから焼くと、ジューシーで風味豊かなチキンに仕上がります。
ローズマリーやタイムなど、お好みのハーブと組み合わせてオーブン焼きもオススメです。
野菜のグリル
野菜をはちみつのレモン漬けにマリネしてからグリルすると、野菜の甘みが引き立ちます。
ズッキーニ、パプリカ、オクラなど、お好みの野菜を使ってアレンジしてみてください!
サラダのドレッシングに!
はちみつのレモン漬けをドレッシングとして使ったサラダは、夏にぴったりの爽やかな一品で、特に暑さで食欲がないときにもオススメです!
おすすめのはちみつは?
ここまでレモンのはちみつ漬けに関する様々な情報を紹介してきましたが、では漬けるための"はちみつ"は何がおすすめなのでしょうか?
実は、はちみつは種類が様々。我が社では国産「アカシヤ蜜」「トチ蜜」をはじめ、世界のはちみつ「コーヒー蜜」「ラベンダー蜜」「オレンジ蜜」「レモン蜜」などなどたくさんあるのです。その中でも一般的にスーパーなどでも見かけるのは「アカシヤ蜜」「百花蜜」です。
味の特徴としては
「アカシヤ蜜」…クセの少ないやさしい甘さで、初めての方でも食べやすいはちみつ。お料理やお菓子作りにもおすすめ。
「百花蜜」…様々な花の蜜を集めてできたはちみつ。季節の花の味わいを楽しめる。複雑な味わいのものもある。
以上のことから、漬ける食材の味を邪魔せず美味しくお召し上がりいただける「アカシヤ蜜」がおすすめです。
百花蜜など他のはちみつであっても美味しいはちみつはたくさんありますので、
自分の好みの味を見つけて漬けてみるのも良いでしょう。
山のはちみつ屋の「アカシヤ蜜」をご紹介!
『国産アカシヤはちみつ』
100g…950円 300g…2,362円 600g…4,183円 1200g…7,919円
『ハンガリー産アカシヤはちみつ』
100g…683円 300g…1,950円 600g…3,481円 1200g…6,020円
『ウクライナ産アカシヤはちみつ』
300g…1,586円 600g…2,808円
『ルーマニア産アカシヤはちみつ』
300g…1,852円 600g…3,305円
『ヨーロッパ産ブレンドアカシヤはちみつ』
1000g…5,008円
レモンのはちみつ漬けは、自然の甘さと酸味が見事に調和した美味しく健康的な食品です。
ビタミンCや抗酸化物質を豊富に含み、免疫力や美肌にも効果がありましたね。
自家製のはちみつのレモン漬けを作ることで、安心してそのままとることができますし、また料理のバリエーションを広げ、爽やかな風味と健康効果を楽しむことができます。
簡単にできますので、ぜひ、手作りのはちみつのレモン漬けを試してみてください。
食卓に彩りと美味しさが加わること問違いありません!