いざ、ハチミツを使おうとしたら…白く固まってるー!そんな経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか。
白く固まる現象は、はちみつ本来の特性なのです!
はちみつ本来の特性ですが、固まりやすかったり、固まりにくかったりと違いはあります。
なぜ、そのような違いがあるのか、あまり知られていない白く固まる原因、正しいオススメの溶かし方等をご紹介していきます!
目次
・はちみつの「結晶化」とは?
・案外知らない「結晶化」の原因
・結晶化は、本物の純粋はちみつ!?
・とろ〜りはちみつに溶かす!カンタンな方法
・まとめ
はちみつの「結晶化」とは?
いつもは、とろ〜っとしたとろみが特徴的のはちみつですが、白っぽく固まっているのを見たことはありませんか?
実は、蜜の「結晶化」という現象なのです。
結晶化は、はちみつ本来の特性で自然なことであり、品質に何ら問題はありません。
固まってしまったはちみつも、そのまま食べても全く問題なく、安心してお召し上がりいただけます!
舌の上で溶かしながら食べると、味わいのある美味しさでいつもとは違うシャリシャリした食感が楽しめます。はちみつが結晶化した暁には、一度そのまま食べてみてください。例えば、紅茶やコーヒー、トーストなどの暖かいものに混ぜたりつけたりすると溶けるのでオススメです。
結晶してもクルクル混ぜていると滑らかになりますよ♪実際に、そうしたはちみつを「クリームハネー」として販売もされています。はちみつが好きな方は、結晶化したものをそうして召し上がる方も多いです。
なぜ!白く固まるの?案外知らない「結晶化」の原因
ではなぜ、はちみつは結晶化してしまうのでしょうか?
はちみつが結晶化してしまう原因は、主に2つあります。
そもそも結晶化のはじめは、容器の底にツブツブした固まりが出来てきて、結晶化が進むにつれて容器下から広がり、全体的に真っ白な状態になってしまいます。
原因その1:低い気温
はちみつは、外気温が低くなると固まる特性があります。また、保存場所の室温、温度差が大きく影響します。
気温15~16℃以下で結晶化しやすく、13~14℃で最も結晶化が進みます。
冬場の室温が低い状態や日当たりの悪い場所での常温保存で固まってしまうことがあります。
また、気温差が大きくなると固まりやすくなり結晶化が早く進む原因になります。
原因その2:糖分の性質
保存場所に気をつけていても、固まってしまうことがあります。
それは、はちみつに含まれている糖分の割合によって結晶化に影響します。
はちみつの糖分は、主にブドウ糖と果糖です。
ブドウ糖は加糖よりも結晶化しやすい性質のため、ブドウ糖を多く含むはちみつは結晶化しやすいのです。
反対に、果糖が多い種類は固まりにくいということです。
純粋はちみつですと、ナタネやヒマワリ、クローバーなどのはちみつはブドウ糖が多いため結晶化しやすく、反対にアカシヤやトチは果糖の方が多いため、結晶化しにくいと言われています。
はちみつの花の種類によって、結晶化の違いがありますのではちみつをお買い求めの際はそうした面から選んでみるのも良いでしょう。
また、加糖はちみつや精製はちみつは結晶化しにくいですが、原料となっているはちみつにより結晶化しやすい加工品もあります。
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ちなみに、
結晶化を防ぐための最適な保存場所としては
・直射日光が当たらない場所
・温度変化が少ない場所
・振動が伝わらない場所
※はちみつに含まれる糖の性質状、結晶化を完全に回避することはできません。あくまでも、はちみつの結晶化を防ぐための保存場所です。
↑特に食器棚などがオススメです。
結晶化は、本物の純粋はちみつの証!!
白く固まった…!偽物?劣化した??場所が悪かった??などと思う方もいると思います。
いいえ!いいえ!そんなことはありませんよ!
結晶化するはちみつは、正真正銘!本物の純粋はちみつの証なのです!
…とは言いましたが、上記の『案外知らない「結晶化の原因」』でご紹介した通り、糖の性質・花の蜜により違いがありますので、固まらないはちみつが偽物というわけではありませんので、悪しからず。
トロ〜リはちみつに溶かす!カンタンな方法
固まったはちみつを溶かす方法は、「湯煎」が一番のオススメです。正しく溶かすことで。結晶化する前と同じ状態に戻すことができます。
味わいや風味を損なわないよう、正しい方法で溶かしましょう!
一番大事なのは、しっかり最後まで溶かすこと!少しでも溶け残しがあるとそこからすぐにまた結晶化してしまいます!
○準備するもの
・深めの鍋
・耐熱の小皿
・水
○溶かし方
1. 鍋に小皿を置きはちみつを容器ごと乗せます。蓋は外してくださいね。
※小皿に乗せず直火に当てて加熱するとビンが破損したり、容器が変形したりする恐れがあります。ご注意ください。
2. はちみつの容器が浸かるくらいの水を入れます。
3. 鍋を火にかけ、60℃以上にならないよう、温度に気を付けながらお湯で温めます。
結晶のかたまりが大きい場合は、途中で菜箸などで崩しながら温めると早く溶けます。
4. 溶けたら、鍋から取り出し自然に冷やします。
※電子レンジで溶かすことは、ムラになったり、成分や品質を低下させますのでオススメできません。
まとめ
はちみつの結晶化について、ご紹介してきました。
私自身も結晶化した経験はもちろんありまして、単純に気温が低いから固まったのだろう…としか思っていませんでした。
しかし!気温の他に糖の性質のちがいにも原因があるとは!驚きました!
以前は、白く固まっでしまうと色んな意味で、どうしよう??としか思っていませんでしたが…、
そのまま食してもよし、温度に気をつけて湯煎で簡単に元のトロ〜っとした状態に戻すことができますので、焦らず気軽に楽しみましょう!
これからは白く結晶化すると本物の証!と安心感を噛みしめながら、菜箸でクルクル混ぜながら…湯煎することでしょう!(笑)